はじめての相方の家・書き起こし(3/19ANN)
ラジオで漫才をすることになり、
一緒にネタ作りをするため、春日に電話する若林。
若林:場所がない。稽古場が開かないから、俺んちでやろうってことになったんだけど…
(春日)「あーー、わかりましたー。家の住所、送ってくれますか」
若林:これ、きっついなーと思って。信用できないなと思って。
春日:(笑) どういうことだよ。
若林:いろんな悪いことに使えるなーと思って。こいつってほんとにサイテーのやつだから
春日:ちょっと待って。急だな。春日の株が落ちるの急だな。
若林:そいでね、住所を送ってね。嫌だなーと思いながら
春日:それがないと着かないからねえ。それで迷ってたんだね。
結構その電話をしてからさぁ、40分くらい来なかったからぁ、
若林:そそ。だからぁ、遠くの公園かなんか教えて、そこで降りてもらってタクシーを、
で、迎えに行ってぐるぐる家の周りむちゃくちゃに歩いて、
着けば道覚えられないかなーって案も出てたんだよね。
春日:(笑) いや、そこまですんだったらさ、別の…私の家とかでいいじゃない。
若林:稽古したら音がうるさいじゃない。あそこつつぬけっていうか
春日:まあまあまあね。そうだけども。それ迷ってたのね。
てっきりもう…お払い箱になったかと思ってさぁ。40分くらい来ないからね
若林:うんお払い箱はずっとそうなんですけども。
春日:く~~~~~
若林:そいであの、何で来るのかって聞いたら、タクシーで来るって春日言ってね。
あーなんだ、節約キャラって、テレビのルールでやってんだと思ってさ
春日:待ちたまえ。あたしもね、原動機付きで行きたかったんだけれども、
ガスがなかったのよ。入れてなかったから。今ないじゃないですか。
若林:で、あーっ、隠さなきゃ!と思って。高1のときからさんまの名探偵ファミカセ借りて、
本棚の上のほうに飾ってあるから。それを隠さなきゃと思って
春日:いやいや、それがまずおかしいんだよね(笑)
若林:だって家来てそれ見つけたら、それ返せよお前~ってなるだろ
春日:あたりまえだろ、そんなの。返さない方がおかしいよ。
これもね、その、またこんな話になっちゃいますけども、
なぜ返さないんだってことになってくるわけですよ
若林:そうそう、なっちゃうから、あ、隠さなきゃと思って
春日:飾ってるっておかしいでしょ。見つからないとかだったらまあまあね、しょうがないと
若林:見つかんないんだよね
春日:飾ってんでしょうが
若林:今後こうしていこうとかいうことをポストイットに書いて貼るスペースがあるんですよ、壁に。
春日:えーっ。あっそう
若林:「口は災いのもと」とか
春日:へー、それ達成できてないね
若林:うるせー!てめ、このやろう
春日:笑
若林:で、確認したんですよ。春日に見られたら困ること書いてないかなーと。
したらね、「春日にダメだしをしない」っていうのが。
これはねえ、『ごんすなー』しないといけないな。捨てなきゃいけないと思ってね
若林:でー春日さんから「今着きました」と、電話かかってきまして。
マンションの前に着いたと。ほいで、何号室ですかと聞かれて。
ちょっとどうしようかと思って。答えるかどうか
春日:答えるでしょ、それは普通に
若林:俺は思ったんだよ。自分の部屋の何号室って書いてあるとこにガムテープ貼って、
オートロックのとこまで迎えにいって、番号わかられない方がいいのかなーとか。
基本的にピッキング犯だと思ってるから、
春日:(笑) だったらー、番号きかないでしょ。カシャカシャーって入ってけばいいんだから
若林:そんときはさー、春日はどんな感じだったの
春日:もうまず、時間さかのぼりますけどね、電話いただいたときに、
家でやると言ったときにね、ちょっとどきどきした(笑)
えっ、あたし招待されてる!っていう
若林:招待はしてない。いないからみんな、東京に。稽古場の鍵もないから
春日:なにこれ…次のステージに行く予感?って思ったの
若林:気持ちわりーな、おまえ!
春日:で、サトミツもいるって言ってたから
若林:そうそうそれでね、住所を送ったんすよ。でもう一回電話かかってきたんですよ。
もしもしっつったら「あのぅーーーー」"の"が長いんですよね。
「サトミツは、もういるんだよね?」あ、いるよ、もう。っつって。
「もう部屋のなかにいるんですよね」いるよっつったら、
「あぁ、オッケーですー」って一回電話切って。
サトミツがいるかだけを確認する電話かかってきてぇ。どういうことなんだろと
春日:いやだって、第三者がいないとぉ何が起きるかわからないからね
若林:どういう意味ですか?
春日:その、まあ、二人っきりでぇ、しかも相手の家にのこのこ行ってね、夜中によ?
電話一本で行ったらぁ、何があるかわかんないよね。
家に行った時点でさ、オッケーだと思われる可能性があるからね。そんなにね、あたしは
若林:女子大生か!
春日:笑
若林:緩衝材が入ってるかどうかってことでしょ?サトミツという。
いや、俺もきついよ。お前とふたりなんて。喋ることねーもん。
春日:一回挟みたいじゃない、誰かを
若林:普段、喋んないみたいなとこあるからな。それをかっこいいと思ってるふしがあるな。(笑)
春日:現場で喋るみたいな
若林:春日さん、今の時代、たぶん仲いいほうがかっこいいぞ(笑)
春日:そうなのかなぁ。憧れが強すぎるなぁ。
でね、初めての家だからぁ、いろいろ考えた、やっぱり。
どういう感じでいったらいいのか。
へ~、こんな部屋に住んでるんだー。結構広いね。家賃いくら?
とか、声に出して言った方がいいのかとか、
若林:それを言うなら、部屋に入ってきたとき、このあえて、おまえが俺の部屋に触れない感じも薄ら寒かった
春日:(笑) いや、難しかった。言ったら言ったで気持ち悪いとこもあるでしょ?
若林:気持ち悪いですよ。言わなかったら言わないでその手法も気持ち悪い。結果、気持ち悪いですよ
春日:その、初めてだから、若干の緊張感はありました
若林:それでね、部屋の番号を教えたんですよ。えらいピンポンを押すのが遅いんですよ。
着いてんですよ。オートロックのところには。あれ?わかってねぇな?と思って。
したらやっとピンポンと鳴って。モニターに映ってるわけですよ、春日がね。
「あの…かすがですぅ…」
春日を家にあげて、えらいか細い声だった理由を尋ねる若林。
部屋番号を間違え、知らない人に「オードリーきゃーーすが」とやってしまい、
何時だと思ってんですか、と普通に怒られていた春日。
若林:それで部屋入ってきて、ネタ合わせ始まって、ここはこうでとかサトミツとやってたら、
春日がぜんぜん入ってこない。入って来いや!と思って
春日:へこんでるからね、こっちは。小一時間くらい経たないと回復しないよ。
いくら春日といえども。痛恨のミスなんだもん、だって
若林:どうだったのよ、そっち側の「パルプフィクション」は
春日:んー、やっぱ見ちゃったよね、本棚とか
若林:うわ…見てんじゃねーよ。カバーかけとけばよかったね
春日:昔の文学を単行本化して読みやすくしたやつとかあったじゃない。
これあたしも持ってるなー。あれ借りたいな。借りたいけど、どうしよう。
サトミツに言って借りてもらおうとか
若林:ちょっと待て。おまえそんなことしてるから、ネタ作り入ってこなかったのか
春日:笑